何十年ぶりでしょう??祇園祭は・・・約20年くらいでしょうか・・
私は京都に生まれて父の職場が四条河原町だったこともあり、祇園祭はよく見ていました。
嫁いでからほとんどニュースにもならないので全く疎遠となり。。。
4人の子供たちも成人したタイミングでのご縁で「函谷鉾かんこぼこ」裃の着付けをさせてもらいに行ってきました。
(詳しくは→函谷鉾保存会 )
これは前日16日の夜「宵山よいやま」。
14日は「宵々々山」15日は「宵々山」16日が「宵山」
河原町通りが二手に一通となっていて、左側を歩いてる場合は右に目指すものがあってもぐるっと回らないといけません。
人出は烏丸から河原町はこんな感じでいっぱい。
でも、日本人が多いと思いましたよ。
普段は外国化してますが、日本全国から日本人観光客がたくさんお見えになってるんだと思いました。
20年ぶりの宵山を満喫中見つけましたよ!!
父と母が長い間お勤めしていた「ゑり善」の提灯!
おばあちゃんもゑり善さんの分室で従業員さんのご飯を作っていました。
私もよくそこへ行っては食べてたのお思い出します。
父は子煩悩でお店によく私を連れて行ってくれました。
横に路があるんですけどそこでボール遊びとか縄跳びとか社員さんに遊んでもらったりして楽しかった思い出を覚えています。
イケメンで大好きだった父。
私の友達にもモテモテでした。
着物の写真は京都駅観光デパートがあった頃店長として働いていた父です。
母は、銀座店ができた時新幹線に乗ったッと自慢してました。
ユルブリンナーとダンスもしたらしいです
そんな両親は亡くなってしまいましたが、私の中に刷り込まれてる思い出深いロゴです。
そして17日祇園祭当日裃着付けです。
誰〜〜もいないPorta 朝の5時30分くらい。
早朝は良かったけどみるみる気温は上がり普通に35度はあったでしょうね。
函谷鉾着付師15名のほとんどは「京都きものファッション協会」のメンバーで、一応私も約20年前に3日間のハードな和装スタイリストのお免状頂いてるんです。
その時の方は全くいらっしゃいませんが(綾傘鉾着付に唯一お一人同期がいます)
次から次へお見えになる「お供さん」を手早く丁寧に着付ていきます。
全ての方を着付て写真撮って9時には巡行開始。
始まって割と早めに「鶏鉾」さんの車輪が割れて引き返す事になったとニュースがあり、心中お察ししますと胸が痛い。
しかしこれも新たな歴史の1ページ。
祇園祭は続きます。
今回強烈なご縁で繋がった裃着付でした。
神事に携われるなんて人生でこれっきりかもしれません。それだけ尊いお仕事させていただけて三宅てる乃せんせには
感謝しかありません。
それと人に着物を着せるのはとても楽しいですよ。
皆さんにとても喜んでもらえる技術です。
着付けできる人がいないと着物は着れないのですから。
日本の伝統文化です。
興味のある方はぜひ習ってみてね。
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